<日本ハム5-0西武>◇1日◇札幌ドーム
スコアボードに並ぶ顔ぶれは変わっても、導き出される結果は同じだった。日本ハム打線が2試合連続の2ケタ安打で、ダルビッシュ有投手(23)を強力援護。今季初の3連勝をたぐり寄せた。
梨田昌孝監督(56)は最近7試合で25打数1安打と苦しむ4番高橋信二捕手(31)を、休養させる意味でスタメンから外した。だが代役として今季初めて4番にすわった小谷野栄一内野手(29)が、7回2死三塁の好機に左前適時打を放つなど、3打数2安打1打点と活躍。「4番?
びっくりしました。でもつなぎ役として起用されていると思うし、打順に関係なく、僕もそれしか考えていませんでした」と、フォア・ザ・チームに徹した。
つなぎ役として象徴されていたのが2点リードで迎えた6回の攻撃。先頭の糸井が中前打で出塁すると、指揮官は小谷野に迷わず送りバントのサインを出した。「(小谷野)栄一も7、8番くらいのつもりで(打席に)入ってたんじゃないかな」。期待に応えて初球を投前に転がし、稲葉の適時打、鶴岡の犠飛につなげた。
4月30日の試合前の円陣では、チームに1つの約束事が決められた。「どんな小さなことでも喜ぼう」。借金がふくらみ、暗くなりがちなベンチを変えるために、ときにはオーバー過ぎるようなリアクションを取ることで、雰囲気を一変させようとした。この日のベンチには、終始笑顔があふれていた。
苦しんだ4月は過去のものとなり、5月は白星発進となった。梨田監督は「1日で変わるわけじゃないけど、鶴岡も犠飛を打ったり、みんなでやっているというね。今までは1人1人が背負いすぎていたから」。変わったのは暦だけじゃない。【本間翼】
[2010年5月2日10時57分
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