<ソフトバンク1-4西武>◇9日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクの交流戦3連覇に暗雲が漂った。9日、打撃好調だった松田宣浩内野手(26)が、左手首の有鉤(ゆうこう)骨を骨折していることが判明。同日、骨片除去手術を受けた。8日の西武8回戦(福岡ヤフードーム)の試合中に負傷したもので、2カ月後の実戦復帰を予定。交流戦出場は絶望となった。松田抜きのチームはこの日、西武に敗れ、3位で交流戦に突入することになった。
異変から一夜明けて、最悪の事態が松田を待ち構えていた。この日早朝に球場入りした松田は左手首の痛みを訴え、練習に参加することなく福岡市内の病院で精密検査を受けた。結果は左手首の有鉤(ゆうこう)骨の骨折。全治2カ月と診断された。この日午後に行われた骨片除去手術を受ける前に、球場に立ち寄った松田は「ショックですが、1日でも早く治すしかない」と声を振り絞った。
発端は前日の試合の6回裏。3打席目にファウルした際、違和感を覚えた。その後、腫れが引かず、昨季の悪夢の再現となった。昨年は右手甲と右手首を骨折し、46試合出場にとどまった。「全試合フル出場」を目標に掲げた今季も前日まで41試合フル出場を続け、打率2割8分9厘、6本塁打、27打点の好成績。盗塁も2年ぶり2ケタに乗せる10盗塁を記録したばかりだったが、思わぬハプニングに襲われた。
救いは、球宴(7月23、24日)前の戦列復帰の可能性が残っていることだ。関係者の話を総合すると今後4~5週間ほどで本格的な練習を再開できる見込み。7~8週間後には実戦復帰が可能なペースでリハビリメニューを組む方向だ。6月中旬までの交流戦中の復帰は絶望的だが、最短で回復すれば7月中の1軍復帰も見えてくる。
秋山監督も前を向いた。「松田?
去年に引き続きやってしまいました。仕方ない。みんなでカバーするしかない」。4日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初の満塁弾を放つなど打線をけん引してきた松田の離脱とあって影響は小さくない。交流戦中は三塁に李ボム浩が入り、オーティズが左翼を守ることが濃厚。今日10日に退院する松田の出場選手登録を抹消し、田上を1軍昇格させることも決まった。
チームはこの日の試合で西武に敗れ、5カードぶりの負け越し。しかも、今季獅子との対決では全3カード負け越しで、順位は3位にランクダウン。ダブルショックの1日となったが、まずは松田を欠く布陣で交流戦3連覇へと挑む。
[2010年5月10日11時21分
紙面から]ソーシャルブックマーク



