<ソフトバンク1-4西武>◇9日◇福岡ヤフードーム

 交流戦前最後のゲームで敗れたソフトバンクだが、光明も見えた。今季3度目の先発となった小椋真介投手(29)が、5回2/3を投げ7安打4失点。先発初黒星はついたものの、チームが苦手の西武打線を相手に試合をつくった。小椋は「意識が低かった…」と4失点を反省。それでも首脳陣は、後半戦を見据えある手応えをつかんだ。

 秋山監督の狙いがはまった。今回の西武3連戦では初戦の和田が9安打4失点、8日の杉内が1失点ながら被安打8。「調子悪いのか(西武との)相性なのかわからない」。和田に関しては、4月22日の対戦でも8失点を喫するなど、看板投手2人が打ち込まれていることに、指揮官は危機感を抱いていた。

 今季西武は左投手を得意としている。特に1~4番を担う片岡、栗山、中島、中村。4人合計の対左投手の打率は、ここまで3割7分1厘(167打数62安打)。この日の試合は本来なら4本柱の1人、大隣が先発する順番だが、秋山監督は3日に大隣を抹消。「(小椋は)球に勢いがあるし、適当に(球が)荒れているから」。同じ左腕でも他の3投手とはタイプの違う小椋を先発させたのは、交流戦後の西武対策の試金石だった。

 期待に応え小椋は1番から4番までを本塁打のみの1安打に封じた。指揮官も「小椋はまあまあだな」と語り、今後についても「球に力がある。今日みたいなピッチングができれば」と及第点を与えた。4月24日のロッテ戦、ローテの谷間で12年目の先発初勝利をつかみ、5月1日のロッテ戦と2連勝。3連勝こそならなかったが交流戦、そして西武倒しのキーマンとして先発の一角を担う。

 [2010年5月10日11時26分

 紙面から]ソーシャルブックマーク