<オリックス11-7ロッテ>◇9日◇京セラドーム大阪
オリックス打線がうっぷん晴らしの猛爆だ。毎回の今季最多17安打で11点をたたきだし、ロッテを振り切った。4回、北川博敏内野手(37)の“先制2ラン”がビデオ判定で取り消されるハプニングもあったが、3点を先制。その後も2本のアーチあり、6回に5連打ありの波状攻撃を浴びせた。チーム一丸で引き分けはさんだ連敗を7で止め、4位に浮上した。
最終回は1発が出れば同点という満塁のピンチ。今のオリックスを象徴する苦難をレスターがしのぎ、連敗は7で止まった。岡田彰布監督(52)はあきれ笑いで一息ついた。「打つ方は久しぶりに引き離すというか、タイムリーもホームランも出たな」。ハイタッチや4選手が並んだお立ち台。忘れかけた光景がよみがえった。
終わってみれば毎回の17安打11得点の爆勝とはいえ、4回に幻のアーチが飛び出すドタバタぶりもオリックスらしい。同点の1死一塁から北川がポール際へ“先制2ラン”。右手を突き上げ喜んだが、ビデオ判定でファウルとなった。「自分が見ててもファウルかなと。でも気持ちは切らさずにと思った」。冷静に四球を選び先制点につなげた。
勝ちに飢えた打線は手を休めず、6-4に迫られた6回には5連打などで5得点。バルディリスは2戦連発の2ランを放つなど、阪神時代を含め自己最多の4安打をマーク。「チームが苦しんでいる中で打てたのが良かった」と北川、赤田、山崎浩とともにお立ち台でフラッシュを浴びた。
連敗中は投手陣が打ち込まれ、ブルペンに盛り塩をした。野手は負けるたびに試合前の円陣の声出し役を交代し、この日はT-岡田だった。最後は自分たちの手で重い扉を押し開けた。そこに岡田監督も意義を感じた。「そういうことやんか。開幕から(連勝して)簡単にいきそうやけど、いかんわな。流れ悪いと1つ勝つのにこんな苦労するんやから」。12日からは交流戦。「負けたまま交流戦迎えるの嫌やしよぉ」。苦労して手に入れた白星を生かすも、殺すもここからだ。【押谷謙爾】
[2010年5月10日11時10分
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