<ウエスタンリーグ:中日0-0オリックス>◇13日◇ナゴヤ

 中日山本昌投手(44)が13日、先発し、1球で緊急降板した。左足を痛めたもようで、マウンド上で足首を回すしぐさを繰り返し、自ら降板を選択した。チーム方針により詳細は明かされていないが、実戦復帰までには1カ月以上を要するとみられ、回復次第では前半戦絶望の可能性も出てきた。プロ27年目の10年は2年契約の2年目。キャンプ終盤に左肩甲骨付近の違和感を訴えてから1軍復帰を目指してきたが、この負傷で一転、引退の危機に立たされた。降板後はショックを隠せなかった山本昌だが、チーム関係者には「また明日からやっていく」と話すなど、現役続行への意欲をみせていたという。

 [2010年6月14日9時19分

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