<西武5-1ソフトバンク>◇19日◇西武ドーム

 5連勝中だったソフトバンク和田毅投手(29)も獅子の餌食になった。両リーグ最速10勝を狙い、西武戦(西武ドーム)に先発。1点リードの5回裏に9番細川に逆転3ランを浴びるなど、7回途中5失点でKOされた。西武には今季対戦4試合で3敗目。打線も苦手の帆足を打ち崩せず、西武には開幕から4カード連続で負け越しだ。首位奪取を狙ったリーグ再開カードで連敗を喫し、西武とのゲーム差は3・5に開いてしまった。

 苦手意識が、この1球には伝わってしまったのか。1点リードの5回裏2死一、二塁。和田が、9番細川に投じた3球目。外角を狙った140キロの直球は、わずかに真ん中寄りに入った。フルスイングされた打球は、バックスクリーン左へ一直線。和田は打球を目で追うことなく、マウンドで唇をかんだ。痛恨の逆転3ラン。両リーグ最速10勝を狙った左腕が、天敵の獅子に一瞬のスキをつかれた。

 返り討ちにあった。試合後「状態は悪くなかった…」とだけ話した通り、5回2死まではほぼ完ぺきな投球。2回までに3者連続を含む5三振を奪うなど、気合の入り方も違った。ハーラートップの9勝を誇りながら、西武に対しては交流戦前の3試合で2敗。交流戦で5連勝をマークした勢いで、リベンジするはずだった。結局6、7回にも1点ずつ失い6回1/3でKO。ここまで今季の防御率は3・52(20日現在)だが、西武戦に限れば同8・22にまではね上がる。

 首位を走るチームを苦手としては、当然Vへの道は険しくなる。和田だけでなく、チームも西武に対し今季ここまで4カードすべてで負け越し。秋山監督は「細川の1発がなあ。2、3発しか打ってない打者に(前日18日と合わせ)2発だもんなあ。西武との相性?

 よくないなあ」と嘆いた。

 これ以上、首位に引き離されないためにも20日は絶対に負けられない戦いとなる。「まずは明日(20日)。切り替えていかんとな」と秋山監督。今季初の4連敗を阻止すべくエース杉内がマウンドに上がる。同い年である和田の無念を胸に、西武打線の目の前で両リーグ最速10勝をつかみにいく。かかるプレッシャーは大きいが、エースの意地に期待するしかない。

 [2010年6月20日11時47分

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