<ロッテ7-3ソフトバンク>◇6月30日◇千葉マリン
ソフトバンクが2つの捕球ミスで連勝を4で止め、一夜で3位に転落した。2回裏にサード松田宣浩内野手(27)がイージーフライの打球を見失ってタイムリー失策。5回裏には中堅の長谷川勇也外野手(25)がグラブに当てながら捕球できず、逆転二塁打を許した。首位西武も敗れてゲーム差は3のままだが、守備を立て直さなければ追撃はままならない。
ボールも、白星も取り損ねた。試合後、秋山監督が2つのミスの重さを指摘した。「今日は6点くらいやらんでいい点があったな。油断大敵。もったいないな、今日は」。大敗の導火線となったのは、2つの捕球ミスだった。
(1)サード松田(2点リードの2回裏2死一、二塁)ロッテ的場の打球は、定位置よりわずか三遊間寄りへのイージーフライ。試合開始直後で薄暮に近いとはいえ、松田は打球を見失い適時失策となった。「(薄暮に対し)しっかり準備ができていなかった。打ち取った打球。申し訳ない」(松田)。1点差に詰め寄られ、ロッテの反撃の士気を高めてしまった。
(2)センター長谷川(1点リードの5回裏2死二、三塁)金泰均が中堅フェンス近くまで飛ばしたライナー性の打球に追いつきながら、グラブを閉じるタイミングが早すぎ、グラブ外側に当てて落球する逆転適時二塁打。「グラブに収めるまで集中しないといけなかった。雑になったというか、グラブに神経が通ってなかった。あのプレーで負けた」(長谷川)。その後、先発小椋は打ち込まれて7失点KO。結果的にミスが大量失点につながった。
さらに、悔やまれるのは、勝利を呼び込む継投が見えていたこと。前日29日の一戦は試合前から中継ぎの甲藤と守護神馬原にオフが与えられていた。「5回しのげば継投?
そうだな。昨日投げていなかったからな」と秋山監督。6回から甲藤、摂津、ファルケンボーグ、馬原の盤石救援陣をつぎ込む首脳陣の思惑は、あとアウト1つのところで結実しなかった。
引き分けを挟んだ連勝は4でストップした。順位も一夜で3位に後退。6月までの77戦は、貯金8で終えた。今日から踏ん張りどころの7月を迎える。長谷川が言った。「今後絶対ああいうプレーはしない。明日は何が何でも打つ」。背番号30が誓ったように、夏場以降の重要な時期でミスを繰り返さないことが何より大事だ。失敗を受け止め、躍進につなげれば、白星を取りこぼした一戦も意味を持つ。【松井周治】
[2010年7月1日11時26分
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