<ソフトバンク11-4西武>◇19日◇福岡ヤフードーム
頼れる「右の柱」が帰ってきた!
右足内転筋痛が治り、2カ月ぶりに1軍で先発したソフトバンク、デニス・ホールトン投手(30)が西武戦で6勝目を挙げた。6回6安打2失点。1軍最後の登板となった5月19日阪神戦(福岡ヤフードーム)以来、9試合(0勝7敗)も先発右腕の勝ち星がなかっただけに、計算できる右のエースの復帰は大きい。
「鷹の祭典」イベント用の赤いユニホームを身につけた先発ホールトンが、燃えたぎる火柱のように西武打線に立ち向かった。右足内転筋痛が癒え、2カ月ぶりの登板だったが、ブランクを感じさせない。球数は78。キレのある140キロ台中盤の直球とカーブなどの変化球を丁寧に低めに投げ込み6回2失点。今季の西武戦は2戦2敗しており、天敵へのリベンジも果たしてみせた。
5月19日阪神戦以来の白星は、チームの今季2度目の5連勝にもつながった。お立ち台で「ここに戻れてうれしい。ファンの応援も助けになりました」と声を張り上げた。大観衆、そして愛妻ケイティ夫人と娘テッサちゃんが見守る中で負けられなかった。お立ち台を降りると、愛娘を抱きかかえキス、家族で久しぶりの勝利の余韻に浸った。
7月9日のウエスタン・リーグ中日戦(雁の巣)で51日ぶりに実戦復帰し、59球を投げ4回5安打2失点。たった1度の実戦登板での1軍復帰だったが、不安や心配はまったくなかったという。福岡市雁の巣球場の30度を超える猛暑の中での走り込みで、逆にスタミナや下半身が強化され、この日のコントロールの安定にも役立っていた。
ホールトンは「雁の巣の暑い中で練習していたからスタミナは心配なかった。地道に走り込んだし、肩を休められた。すべてプラスだったと思う」と笑みを見せた。気分転換も図っていた。今季は開幕から黒とオレンジのグラブを使用していたがこの日、使用したのはブラウンだった。
5月19日阪神戦以来、先発右腕は7連敗。秋山監督も「ホールトンが良かった。試合をつくってくれたのが大きい」と駒不足解消のキーマン復帰に安堵(あんど)した。
[2010年7月20日11時15分
紙面から]ソーシャルブックマーク




