<ヤクルト4-17阪神>◇5日◇神宮
体にムチを入れた。阪神能見篤史投手(31)は5回に5安打を集中されて3点を失った。なお1死二、三塁。リードは8点あったが、先発として5回持たずに交代できない。3番畠山を一飛、4番デントナを三振。勝利投手の権利をつかみマウンドを下りた。「疲れがあったので思ったようには投げられませんでした」。
無理もない。9月29日巨人戦→10月2日広島戦の中継ぎ→この日のヤクルト戦と2度の中2日でマウンドに上がった。2位を狙うチームで文字通りのフル回転。7日間で3勝という離れ業を演じた。これで今季8連勝、昨季9月25日中日戦から11連勝だ。
試合前、9月の月間MVPに選ばれた。初受賞にも「実感はない。4カ月間(右足甲骨折)で離れたぶんがある。どちらかというと久保に悪い。年間を通して投げているのは久保1人」。5月から長期離脱する間に奮闘した仲間を思いやった。そして「とにかくチームの戦力になりたい、優勝に向かって貢献したい。そういう気持ちでリハビリしていました」と言った。
甲子園でのCS開催へ、死力を尽くした。無敗男はポストシーズンの活躍も期待される。「(けがを)取り戻すことはできないけどこれからがありますから」。その思いが短期決戦を勝ち抜く原動力になる。
[2010年10月6日10時57分
紙面から]ソーシャルブックマーク




