オリックスのアレックス・カブレラ内野手(38)が16歳下の本塁打キングに異例の挑戦状をたたきつけた。6日、母国ベネズエラに向けて出国。出発前の伊丹空港では注目の契約交渉について「野球をするために多くの注文をつけたくはない。代理人と球団の話し合いに任せたい。年数?
こだわりはない」とあっさり。こだわったのはT-岡田外野手(22)とのチーム内競争だった。「彼の功績には敬意を表したい。打線をお互いに助け合うことができた。来年は岡田よりたくさん打つ、と思ってやる」。リーグ最多33本塁打を放った22歳の愛弟子に対抗心を燃やした。
好不調かかわらずT-岡田にこまめに助言する姿は師匠そのもの。日本を代表する大砲になった若者にカブレラもまた刺激をもらった。来オフには40歳を迎えるが、衰えは否定。「まだ2年、3年は簡単にやれる。ハードな練習をして自分のコンディションを維持できればパフォーマンスはできる」。未来が保証される複数年契約に色気を出さない姿勢は自信の裏返しでもある。
今年はけがで2度登録抹消されながら終盤まで首位打者争いを演じ、リーグ4位の打率3割3分1厘、最高出塁率4割2分8厘をマーク。「自分の成績は良かった」と納得しているが、本塁打だけは24発とT-岡田に9本差をつけられた。そのライバル心こそが来季への力の源になる。「国の自宅には球団と同じ規模のジムがあるから、準備しておくよ」。契約がまとまれば今季は3度だった和洋大砲のアベック弾がグンと増えそうだ。
[2010年10月7日11時25分
紙面から]ソーシャルブックマーク




