<巨人3-1広島>◇7日◇東京ドーム

 巨人東野峻投手(24)がCS本拠地開催に望みをつないだ。9月11日以来の先発で、8回を3安打無失点。8月5日以来の白星を挙げ、チームを2位に浮上させた。140キロ台後半の直球、変化球ともにテンポよく決めた。ピンチらしいピンチもなく「冷静に投げられた。監督さんに変化球でかわしていると言われ、2軍で直球を磨きました」と胸を張った。

 チーム勝ち頭が2カ月以上も勝てなかった。背中痛で2軍落ちも味わった。9月22日、長男が誕生。勝てなかった間の支えを問われ「父親として頑張りました」と即答。わが子に贈る初めての記念球を手にした。

 闘争本能をかき立てる材料がそろっていた。負ければ3位決定。そして、広島の先発は前田健。「意識しました」と認めた。12勝目を挙げたとき、11勝の前田健を抑えハーラー単独トップに立った。2歳下の右腕と最多勝を争っていた。だが、そこから勝てなくなった。今季初の投げ合いに勝ち「リーグ3冠の投手ですから」と素直に喜んだ。

 CSを見据えても、東野の復調は大きな意味を持つ。8日の今季最終戦に引き分け以上で2位が決まる。東野は「明日の投手が頑張ってくれるはず」。原監督は「今までは光の見えない必死の戦いだった。明日は違います。絶対に勝ちに行く戦いをします」と力強く宣言した。【古川真弥】

 [2010年10月8日8時54分

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