ソフトバンク和田毅投手(29)が、悲願のCS初勝利へ向けて最終仕上げをした。ハンファ・イーグルスとの練習試合に先発。5回を投げ3安打無失点、9三振を奪う好投で調整登板を終えた。「全体的によかった。体調もいいし(CSへ)最高の準備をしたい」。15日のCSファイナルステージ第2戦に先発予定。過去CS、プレーオフには3度先発し白星を挙げていないが、今季最多勝に輝いた左腕は並々ならぬ自信をのぞかせた。

 最後の打者を内角いっぱいの直球で見逃し三振にきり、準備は整った。「途中からは球が操られるようになった。納得のいく球が投げられた」。初回の先頭打者に安打を許すなど、序盤は球が高めに抜けたがすぐに修正した。直球、変化球とも抜群の制球で2回からの4イニングだけで9奪三振。「微調整をすれば、最高の状態でいけると思う」。ただ抑えるだけでなくCS用の秘策も試したといい、中身は「内緒です」と不敵に笑った。

 ポストシーズンが苦手なわけではない。新人年の03年日本シリーズ第7戦では完投勝利を挙げた。「あの時はただガムシャラだった。今年はスギ(杉内)と自分で頑張りたい」。2人で33勝したシーズン同様に、同い年の左腕コンビで日本一まで引っ張り続ける。【倉成孝史】

 [2010年10月9日11時11分

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