阪神は22日、来季のコーチスタッフを発表した。1軍スタッフは全員留任となったが、2軍監督には今季、管理部課長(ファームディレクター)を務めていた吉竹春樹氏(49)が就任。2軍守備走塁コーチには、今季まで中日の内野守備走塁コーチを務めていた風岡尚幸氏(42)を招聘(しょうへい)し、今季限りで現役を引退した高橋光信内野手(35)が2軍打撃コーチに就いた。また、永尾泰憲2軍内野守備走塁コーチ(60)を育成コーチへと配置転換。来季3年目となる真弓体制の陣容が固まった。

 攻めの姿勢を忘れるな-。阪神の2軍守備走塁コーチに就任した風岡尚幸氏(42)が22日、兵庫県西宮市の球団事務所で会見し、守備面を徹底強化する考えを打ち出した。「野球は9回トータルで1点でも多く取った方が勝つ。1点を守りきるポジショニングを考え、攻めながら守るのが大事。球際に強い選手を育てたい」。7年ぶりの阪神復帰で力強く所信表明した。

 今季は中日の内野守備走塁コーチとして、敵チームの守備陣を注視してきた。感じたのが、阪神選手の球際の弱さ。「ディフェンスのためのディフェンス、受け身になっているなと感じた。ディフェンスもオフェンスの一種。攻撃的なディフェンスができるかどうか」。さらに1ゲーム差で優勝をさらわれた中日との差について「球際の強さの差が、最後の(優勝ラインまで)2勝という差につながったのでは」と指摘した。

 阪神は今季、藤川俊、大和、上本ら若手野手が台頭したが、まだまだ物足りなさ感はぬぐえない。風岡氏は「阪神は有望な若手がたくさんいる。(上達する)可能性は全員にあるし、しっかりと指導していきたい」と目を輝かせた。

 [2010年10月23日11時24分

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