今季のパ・リーグ新人王に輝いた日本ハム榊原諒投手（２５）が天然素材ぶりを発揮し、軽々と一発サインしてしまった。２４日に札幌市内の球団事務所で、１８００万円増の年俸２８００万円（推定）で契約を更改した。希望額とは２００万円以上の開きがあったが、球団側へ物言いせずに、あっさりと陥落。力を入れて交渉にあたった島田球団代表は「向こうが何も言わないから」と、首をかしげるほど淡泊に決着した。

　チーム内でも有名な「不思議ちゃん」ぶりは、オフの勝負どころでも健在だった。中継ぎだけで１０勝を挙げ、タイトルも獲得。主張する材料はあっても、榊原は「何を評価されたか、ちょっと忘れちゃいました」とあっけらかんとハンコを押した。１２月１２日に名古屋市内で、えり夫人と挙式。懐を温めておきたいと意気込んでいたが「明るい結婚式ができればいい」と、なぜか底抜けの笑顔だった。

　［2010年11月25日11時12分

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