ロッテ成瀬善久投手(25)は笑い飛ばした。「無理ですね」。今日3日の登板でパ・リーグタイ、チーム初の3試合連続完封を狙う。リーグ史上8人目(9度目)の大記録を前に弱気になったのか?
そうではない。「1人で投げ抜く気持ちより、1勝を大事にしたい。相手は涌井。最少失点でいかないと。相手のエースを倒せば、チームも流れに乗れる」。2週間前にも投げ勝っている横浜高の後輩との対戦は、チームの今後を左右する。記録よりも勝つことが優先だ。
本拠地以外での今季初登板は、エンジン全開で臨む。「長いイニングというより、短いイニングを1人1人抑えていく」。前回は中村の大飛球が千葉の強風に押し戻されたが、西武ドームでは「風の助けはない。力のある直球を投げていけるように」と力で本塁打を防ぐ。初回から飛ばす意気込みだからこそ、完封狙いの雑念は封印する。すべてはエースの自覚の表れだ。【鈴木良一】




