<楽天4-3オリックス>◇17日◇Kスタ宮城

 オリックス岡田彰布監督(53)は最上級の怒りを意味する、あきれ笑いを浮かべた。今季2度目のサヨナラ負けで1分けを挟んで7連敗。その怒りはT-岡田に向かった。「一塁踏みに行ったんか?

 何考えてるんや。1人でごちゃ(めちゃくちゃ)しとる。バッティングもやし、バント処理もな。気抜けとるよな。気持ち飛んでしまっとる。分からん」。指摘したのは9回1死二、三塁、T-岡田の守備だった。

 聖沢の強い当たりの一ゴロ(記録は安打)で、ギャンブルスタートの三塁走者内村がサヨナラのホーム。T-岡田は「握り切れなかった」と話し、実際は球を握り直して本塁送球が遅れたようでも、指揮官は容赦しなかった。8回もT-岡田の一塁悪送球が絡まり同点にしていた。

 打撃でも2戦ぶり先発もボール球に手を出し3三振と二ゴロ。岡田監督は4番の相変わらずの不振にもカミナリを落とした。「今日の打席も何考えてるんやろ。あんなプレーしたら使えへん。ボール球振って三振ばっかり。ボール球の打ち方教えてへん」。最後は2軍降格をちらつかせ会見を打ち切った。

 皮肉にも今日18日のロッテ戦(京セラドーム大阪)は「T-岡田カーニバル」と銘打った応援デー。動く恐竜フィギュアやサンバ隊が登場する。もちろんT-岡田はお祭り気分ではなく、練習前に予定されていた恐竜との2ショット撮影は急きょ中止となった。「打てなかったんで。自分のスイングができていない…」。借金5で5位転落の原因を一身に背負った昨年の本塁打王が崖っぷちに立たされた。【押谷謙爾】