<オールスターゲーム:全セ9-4全パ>◇第1戦◇22日◇ナゴヤドーム

 4打数無安打に終わっても、日本ハム中田翔内野手(22)の表情は晴れやかだった。「プロに入って、あんなに何も考えずに、真っすぐだけを待ってフルスイングしたことはない。気持ちよかったですね。ストレス発散になりました」。球宴デビュー戦に、豪快に挑んだ充実感があふれた。

 2回の初打席は遊ゴロ。6回には広島サファテの147キロ直球に、空振り三振を喫した。一方でセは5回に4本塁打。すべて、左翼を守る自分の頭上を通過していった。「すごいっすよね。(武田)勝さんがあんなに打たれるのは見たことがない」。うらやましさもこみあげた。

 初出場で最年少。母香織さんからは電話で「中田を見たいと思ってくれた人がいっぱいいたことがありがたいこと。でもまだまだ認めてもらったわけではない。図に乗らずに、楽しみながらやりなさい」と叱咤(しった)激励された。「大きいのを打ちたいですね。たった3日間だから気持ちよく振って、後半戦に合わせたい」。まだ、2戦ある。