<横浜1-2広島>◇24日◇横浜
広島の新人福井優也投手(23)がプロ入り最速の150キロをマークした。横浜打線を7回わずか1安打1失点に抑えた。8勝目こそ逃したものの、チームの連敗ストップに貢献。初めての中4日先発で結果を出し「行けと言われれば行きます」。ラストスパートに入った右腕が、さらにペースを上げる。
最速152キロ右腕として入団した男が、底力を見せつけた。1回、下園の初球にプロ最速の150キロを計時すると、4回には再び下園を150キロ速球で空振り三振に打ち取った。7回には、前の打席で痛恨の本塁打を浴びた筒香にも150キロを投じ、直後のフォークで三振に仕留めてリベンジした。
7回を79球、1安打1失点。課題の四球も1つだけ。8回に代打を送られて8勝目こそ逃したが、プロ入り最高の内容と言っていいピッチングだった。
福井
(筒香の1発は)悔しいですね。勝ちたかったです。いいイメージで投げられました。自分は自分、点をとられなければ負けないし、1点とってもらったので1点まではOKと思っていました。
19日の阪神戦では3回4失点KOされた。「立ち上がり慎重になりすぎた」と反省し、この日は飛ばした。ペース配分など考えず、腕を思い切り振った。それが4回までの完全投球につながった。受けた倉も、その球に込められた力強さを感じ取った。
倉
真っすぐがよかったですね。腕も振れて変化球も生きた。慎重になるところは立ち上がりじゃないですから。今日は彼のいいところが出ていたと思う。
ブルペンでは制球ミスを減らすためフォームを修正し、初めての中4日登板で結果を出した。福井は、今後もハイペースでの登板を志願した。
福井
中4日は頭に入っていたし、これからも行けと言われれば行きます!
この日負ければ、他球場の結果次第でクライマックス・シリーズ自力進出が消えていた。福井の好投で生き残った。野村監督も「素晴らしい投球で、1発以外はいうことはない」と絶賛。土俵際の戦いは続くが、ルーキーが明るい灯をともした。【高垣誠】



