居ても立ってもいられない!

 優勝マジック「1」で足踏みが続く中日は17日、今日18日の横浜戦(横浜)へ向けて神宮球場屋内練習場で練習を行った。落合博満監督(57)は、予告通り13連戦を戦い抜いた主力選手に休養を与えたが、和田、荒木、森野らは“休日返上”で体を動かした。今日こそ決める!

 そんな思いが充満していた。

 過酷な13連戦後、つかの間の休養日。落合竜はシーズン中と同じく、先発投手陣と一部野手のみで練習を行った。だが、神宮屋内練習場にはメニュー表には名前のない男たちが次々と現れた。和田、荒木、森野…。休養を与えられたはずの主力選手は各自、調整で汗を流した。優勝を目前にした緊迫感、高揚感、そして自覚が伝わってきた。

 ホテルから約30分かけて歩いてきた森野は打撃練習こそしなかったが、入念に体をほぐした。

 「気分転換ですよ。部屋にいてもいろいろ考えてしまうだけですからね。あと3試合あるから、1つは勝つでしょう(笑い)。ここまできて、いつもと違うことをやっても仕方ない。いつも通りのことしかできない。まあ、僕たちは優勝のかかった試合をもう3試合も経験したわけだから」

 王手をかけた状態での3連敗は予想外だったようだが、自分に言い聞かせるように平常心を強調した。

 和田も芝生の上をゆっくりランニングするなど、細心の注意を払って体調を整えた。疲れはあるかと問われ「そういう意味では(この1日は)大きい。また、明日から頑張りたいです」。しっかりと疲労回復をはかった主砲は早くも翌日の、横浜戦へ目を向けていた。

 過去に経験したことのない13連戦、主力選手たちの疲労は想像以上だった。10試合目までは8勝1敗1分けと突っ走ったが、マジック2で乗り込んできた東京ドームでの巨人戦で大失速の3連敗。王手をかけながら足踏みとなった。

 「みんな、目いっぱいやってきているんだ。明日は休ませるよ」

 落合監督は前日の巨人戦後、主力に休養を与えることを予告していた。それぞれが自覚を持って体調管理に徹した。心身ともにリフレッシュしたオレ竜が歓喜の地・横浜へと乗り込む。【鈴木忠平】