<中日4-1ヤクルト>◇19日◇ナゴヤドーム

 中日吉見一起投手(27)が2冠をほぼ確定させた。ヤクルト戦で5回から登板して2イニングを3三振を含む無安打無失点。タイトル争いを繰り広げてきた巨人内海は22日横浜戦で登板する見込み。だが、勝利数で並ぶことはあっても、防御率で抜かれることはほぼなくなった。「本当にうれしい。ケガからのスタートでいろんな人の支えがあったからこそここまで来られた。川井さんに感謝です。家族、監督、コーチ、スタッフにも感謝をしたい」と感謝の言葉を並べた。

 先発川井雄太投手(31)が4回無失点と好投していたが、落合監督は当然のように吉見にスイッチ。「こういう勝ち方でいろいろ言われるかもしれないけど…」と神妙な表情で話した吉見とは違い、指揮官は「(タイトルを)とるチャンスがあるならとらせるよ。そうあるものじゃないんだ。もともと(吉見は)先発する予定だったんだから」と笑っていた。