ポスティングシステム(入札制度)で大リーグ挑戦するヤクルト青木宣親外野手(29)が、涙でファンに別れを告げた。4日、神宮で開催されたファン感謝DAYに参加し、最後のユニホーム姿を披露。イベントの最後、マイクの前に立つと、バックスクリーンに入団時からの映像が流れ始めた。
「球団の理解により、長年の夢だったメジャーに挑戦します。いつかまた、ヤクルトに帰って来てほしいと言われるような活躍をしたい。球団、スタッフ、ファンの皆さんへの感謝を胸に『行ってきます』」。スピーチを終えると、チームメートの手で5度宙を舞った。神宮には最後の応援歌が流れ、温かい声援があった。涙があふれて、止まらなくなった。
西武中島とは違い、まだポスティング申請はしていない。申請時期は「まだ分からない。代理人との話し合い」と言う。米国で始まるウインターミーティングの状況を加味しながら、最終判断する意向だ。
神宮を去る際には、スタンドのファンとハイタッチを交わした。「夢を追い掛けて行くんですけど、寂しい思いはありますね」。18歳で宮崎から上京し、早大、ヤクルトと12年間過ごした。最後はグラウンドに一礼し、長く戦い続けた球場を後にした。【前田祐輔】



