ソフトバンクからFA宣言し巨人入りが確実な杉内俊哉投手(31)が14日にも、ソフトバンクに退団の意思を伝えることが12日、わかった。杉内の代理人の酒井辰馬弁護士(45)と小林至取締役(43)が14日に交渉することが決定。小林取締役は14日が最後かという質問に「いえいえ。まだあきらめません」と、変動制4年16億円の提示を見直す方向だが、杉内の退団の意思は固い。

 杉内は11日の優勝パレードで、孫正義オーナー(54)から直々の慰留を受けた。その際、成果報酬型の査定制度見直しを訴え「なぜ今までの査定制度ではダメなのか。このままではどんどんFAで出て行ってしまう」と話した。14日の交渉は代理人に任せ、あらためて自分の考えを伝える意向。その場で断りを入れる可能性も高い。今週中にも「巨人杉内」が誕生しそうだ。