日本ハム武田久投手(33)が“生涯守護神”を誓った。6日、さいたま市内の日本通運グラウンドで自主トレを公開した。

 同じグラウンドで汗を流す、日通の後輩で昨季新人王の西武牧田和久投手(27)は、ストッパーから先発への再転向が決まっている。だが武田久は「僕はもうないですね。5歳若ければ考えるかも…。チームではベテランの方だとは思うけど、やっている以上、誰にも負けない気持ちでいる。年取って丸くなるのはみっともない。突っ張るところは突っ張らないと」。久流を貫き、現ポジションに誇りを持つ。

 6年間続けてきている50試合登板の継続が今季の最低限の目標。「50(試合)は投げたいし、(セーブ数も)ついてくればいい。まずは優勝争いをしたい。その緊張感の中で得られるものがある」。完投能力の高いダルビッシュが抜ければ救援陣の負担は増すが、頼れる守護神は健在だ。