<オープン戦:日本ハム4-4ヤクルト>◇3日◇札幌ドーム

 苦しんできたヤクルトの4番畠山和洋内野手(29)が、「佑打ち」で初の猛打賞だ。1回1死一、三塁から、日本ハム斎藤のフォークを強烈なピッチャー返しで打ち返した。足元を襲う先制打に続き、第2打席では右前打。2月23日の対戦でもピッチャー強襲安打を放った「佑キラー」が、今季初の3安打をマークした。「今は結果じゃないけど、出ないと不安になる。ヒットが出て少し落ち着いて野球ができる」と安堵(あんど)した。

 ここまで実戦8試合で21打数4安打の打率1割9分だった。昨季は自己最多の23本塁打を放ち、今季は「4番一塁」で固定される方針。「状態は良くなかった。上と下のバランスですね」と言う。本調子ではない中、無理に本塁打を狙わずに右方向に安打を重ねた。

 小川監督は「やっと4番が火を噴いたね。火は噴いてないか」と笑った。素行不良だった2軍時代から見守ってきた指揮官だが、「今年は何も言わない」と放任主義に徹している。昨季は4番としてチームの躍進に貢献し、オールスターMVPに輝き、年俸は9700万円に大幅アップした。今年は、より自覚を持つことを期待されている。次は畠山らしい、大きな1発で応えたい。【前田祐輔】