<オリックス0-2ソフトバンク>◇17日◇京セラドーム大阪

 不敗神話は継続!

 ソフトバンクがウィリー・モー・ペーニャ外野手(30)の驚弾で連敗を2で止めた。0-0の7回に左中間5階席へライナーで突き刺す決勝の3号2ラン。不振の松中を4番から6番に降格する打線改造は不発ながら、ドミニカン砲が発射。ペーニャが打点を挙げれば、6勝1分けとめっぽう強い。これで昨年から続くオリックス戦の連勝は9となった。

 オリックスが平日のドーム5階席の空きスペースに出している巨大広告。それを上回るインパクトを残したのはペーニャだ。7回2死の第3打席。2ボール目に福田が二盗。ここから4球ファウルで粘った。

 「1、2打席目は真っすぐで抑えられたので、真っすぐを待って、甘い球をミスしないように、と。変化球に反応できたね」

 フィガロの7球目。真ん中低めにきたチェンジアップをしばき上げると、打球はライナーで左中間へ。閑散とした5階席にぶち込んだ。「すごいホームランだったねえ。飛んだねえ。どこまでいくかと思った」。推定135メートル弾に秋山監督も感嘆の声しか出ない。均衡を破る3号2ランがそのまま決勝点。メジャー84発の助っ人大砲が投手戦にけりをつけた。

 3年ぶりに開幕4番を務めた松中を8日西武戦での先発落ちに続き、6番へ降格。直前5試合で20打数1安打と結果を残せず、「調子がいいものを使う」という秋山監督が断を下した。3番松田、4番内川、5番小久保。7回こそ小久保の右前打から得点につなげたが、新しい並びは即効とはいかなかった。スコアレスの停滞ムードを、恐怖の7番打者が切り裂いてみせた。

 ペーニャのひと振りで連敗は2でストップ。内角攻めも増えてくる中、存在感を発揮している。「いろんな組み立てでアウトにしようとしてくる。それに対して打ち崩そう、何とか塁に出ようと考えるのさ」。これでリーグ最多タイの3本塁打、リーグ2位の13打点。しかも打点をマークすれば6勝1分けと、不敗神話を継続させた。

 客席に向かって人さし指を突き出すポーズも様になってきた。打線が苦しい時に力を出す。だから助っ人と呼ばれる。「ヒットでもホームランでもいい。勝利に貢献できて良かった」。さりげない言葉も助っ人らしくていい。【押谷謙爾】