<オールスターゲーム:全パ6-2全セ>◇第3戦◇23日◇盛岡
広島大竹寛投手(29)は3年ぶりの球宴で存在感たっぷりだった。23日の第3戦(盛岡)で、全セの2番手として登板。DeNA三浦が打ち込まれての緊急登板も2回1/3で2失点(自責点1)の投球。第2戦では同僚前田健がMVP、野村も敢闘賞と広島勢が奮闘しており、後半戦も大暴れでセ界の台風の目になる。
出番は予定より早くやってきた。3回2死、先発のDeNA三浦が打ち込まれ、4点を失ったところでマウンドへ。西武中村と対戦し、右飛に抑えた。
続く4回は4安打に味方の失策もあり2失点。5回も先頭打者に二塁打されたが後続を断った。2回1/3を5安打2失点(自責点1)で、09年以来、3年ぶり3度目の球宴を終えた。
大竹
気持ちいいくらい打たれましたね。ストレートを多めに投げたけど、少し甘くなりました。
今回の球宴では、同い年の巨人山口らと話すなど、リラックスして過ごしていた。第2戦では、後輩の前田健と野村が登板。ともに3回を投げ無失点投球で、前田健がMVP、野村が敢闘賞を受賞した。
この日のテレビ中継に前田健と野村がゲスト出演。前田健が「2人ともゼロ(無失点)で来ているので、広島はみんながゼロで終われるよう締めてほしいです」と注文をつけた。4点を先制して火のついた全パ打線を抑えられず「3人で無失点リレー」の期待には応えられなかったが、好調広島勢の存在感は示した。
ここ2年間は右肩の故障に苦しみ、2年連続1勝どまりと活躍できなかった。今季は開幕から先発ローテの一員として安定した成績を残している。前半戦を6連勝でフィニッシュし、8勝2敗、防御率2・29。3年ぶり3度目の2桁勝利も目前。それどころか、過去の自己最多10勝を上回る成績も十分狙える好成績だ。
チームは、最大「11」あった借金を返済し、勝率5割の3位で後半戦のスタート切る。目標は球団史上初のクライマックス・シリーズ(CS)進出だ。その原動力のひとつは、球宴に出場した先発3本柱。先発陣を引っ張る大竹は「気を引き締めて、やるぞという気持ち」と奮い立った。復活した右腕が、後半戦もカープのカギとなる。



