<阪神0-3広島>◇10日◇京セラドーム大阪

 広島ブラッド・エルドレッド内野手(32)が虎を粉砕した。1-0の3回1死二塁。フルカウントから、岩田のツーシームをフルスイング。「とにかく、遠くに飛ばすことを考えていた」。乾いた破裂音を残した打球は、右翼スタンド後方3階席に飛び込んだ。前日9日中日戦(ナゴヤドーム)に続き、初の2試合連続弾となった4号2ランは、来日初の右方向への1発となった。

 「自分の中で(2試合連続の)意識はなかったけど、しっかりボールをバットでとらえられればフェンスを越えられるよ」

 日本の野球にも慣れ始め、6試合で4本塁打の量産モードだ。中でも阪神戦で力を発揮している。来日初本塁打も4日の同戦。2打席連続のおまけ付きだった。阪神戦は4試合で3割5分7厘、3本塁打、6打点と早くも“お得意様”になっている。

 新4番の活躍でチームの連敗はストップし、阪神戦の連勝は6となった。野村監督も「あそこまで飛ばせるんだから頼もしい」と規格外のパワーを評価。今季3A63試合で24本塁打を放った実力はフロックではない。【鎌田真一郎】