<中日3-0広島>◇6日◇ナゴヤドーム
広島の初のCS進出に、暗雲が立ちこめた。今季16度目の完封負けを喫し、最大3・5ゲーム差あった4位ヤクルトにゲーム差なしに迫られた。前日5日の登板で血マメをつぶした大竹寛投手(29)が登録を抹消。快進撃を支えてきた投手陣にも不安要素が生まれ、悲願達成の道のりがより険しくなった。
鯉のしっぽに火が付いた。最大3・5ゲーム差をつけていたヤクルトに、7月30日以来のゲーム差なしに迫られた。やられたのは、またも中日ブランコだった。1回2死二塁、ブライアン・バリントン投手(31)の2ボール1ストライクから「もっと内に投げれば良かった」という直球は、低空ライナーで左翼スタンドまで運ばれる先制2ラン。立ち上がりの2点が最後まで重くのしかかった。
野村監督
3連戦で3発7打点かな?
1人の打者にこれだけ打たれると、もったいないな。
4日の第1戦でも満塁弾を含む2本塁打、5打点を許した“天敵”の1発にまたしても葬られた。しかし、指揮官の頭を悩ませるのは得点力不足に陥っている攻撃陣だ。
野村監督
一にも二にも打線だね。点を取らないと。いいときと、悪いときのギャップが大きい。
最大のチャンスだった6回1死満塁で前日猛打賞の堂林翔太内野手(21)が投併殺打に倒れた。ここ8試合での得点はわずかに「9」。平均得点1・13では投手陣に負担をかけてしまう。
その頼れる先発陣にも不安材料が発生した。前日5日に11勝目を挙げた大竹が、右中指の破れた血マメの完治を優先させるため、登録を抹消された。開幕以来、抜群の安定感を見せていたルーキー野村祐輔投手(23)も2試合連続KOと疲労の色を隠せない。エース前田健太投手(24)が今季初の中4日で登板した阪神戦もサヨナラ敗戦を喫するなど流れは良くない。
勝率でかろうじてヤクルトを上回り3位をキープしているが、ライバルよりも3試合多く試合を消化しているデメリットもある。残り24試合。待ったなしの戦いが続く。【鎌田真一郎】



