巨人は20日、都内のホテルで日本シリーズ優勝祝賀会を行った。中曽根元総理大臣ら政財界から約1700人が駆けつけた。祝賀会の前には、原辰徳監督(54)はじめコーチ、スタッフと主力選手が都内の読売新聞社東京本社を訪れ、優勝報告を行った。原監督は日本一記念旗を渡辺恒雄会長(86)に手渡した。

 原監督は祝賀会で、今季は渡辺会長の年齢と同じ86勝をマークしたこともあり「来季は87勝を目指そうと思います」とスピーチし、会場を沸かせた。また、アジアシリーズを制し5冠を達成した後の18日、甲子園で阪神-巨人OB戦での裏話を披露。試合前ミーティングで「今年のジャイアンツは5冠だ。今日のゲームを取れば6冠だ!

 と言って臨みましたが、負けてしまいました」と話し、会場の爆笑を誘った。「来年もこの会ができるように頑張ります」と話し、和やかな宴席をあとにした。