阪神新井良太内野手(29)が“金本超え”だ。7日、広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」で下半身を中心にトレーニング。あおむけの状態から両足でバーベルをセットしたプレートを上方に持ち上げる「レッグプレス」で、500キロ以上を持ち上げた。引退したOB金本知憲氏は、11年1月5日に460キロを20回持ち上げ、平岡代表は「全盛期に近いところまできている」と話していた。一概に比べられないが「鉄人級」の下半身をあらためて見せつけた。

 金本流でトレーニングを積んでいく。今季中盤から4番に定着し11本塁打。オフのイベントの合間を縫って、ここまで無休でトレーニングを積んでいる。「カネさんを見ているから。カネさんもそうだったし。カネさんの二番煎じでも三番煎じでもいい。まねして打てるなら、それに乗っかろうと」。下半身だけでなく弱点と語る上半身も強化し、ポジションを奪い取る。