【ホノルル(米ハワイ州)16日(日本時間17日)=為田聡史】巨人の小山雄輝投手(24)藤村大介内野手(23)宮国椋丞投手(20)が“海猿”の誓いを立てた。この日は3人でスキューバダイビングに初挑戦。ウエットスーツに酸素ボンベを背負い、約30分の海中散歩を体験した。

 鍛え上げられた肉体は、ウエットスーツの上からでもはっきり分かる。宮国は藤村を見ながら「なんか海猿みたいですね」と言った。3人では最年長の小山が「来年は俺たちが海猿になります。もしも、チームのピンチがあったら救えるような、そこで何かができる選手なりたいですね」と、熱っぽく宣言した。

 海で起こるあらゆる有事から人命、国を救う“海猿”のように、何度かチームのピンチを救った。宮国はプロ初登板初勝利をマークした阪神戦(4月8日)で、チームの連敗を5で止めた。2年目の小山は夏場以降から1軍に定着。8月31日のDeNA戦でプロ初勝利をマークするなど、ローテーションの谷間を埋めた。藤村も2度のサヨナラ打でラッキーボーイの片りんを見せた。「僕たちなんかは全然まだまだですよ」と、3人そろって謙遜し、さらなる成長の必要性を自覚している。内海らとの早朝トレーニングに参加するなど、体を休めることはない。来季への“出動態勢”は、すでに整っている。

 ◆海猿

 海上保安官の潜水士の愛称。99~01年に週刊ヤングサンデーに同名タイトルで連載された漫画、単行本は全12巻。主人公は海上保安官「仙崎大輔」で、海難事故などで活躍する姿が描かれている。テレビドラマや映画化もされ、人気シリーズに。樹上を縦横無尽に動くサルのように水中で活動することに由来。