もう投げた!
来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補に選出された阪神能見篤史投手(33)が18日、甲子園新室内練習場でネットスローを解禁した。「肩ができるのは遅い方ではないので」と例年は年明けにネットスローを解禁するが、WBCに向けて前倒しの「超速仕上げ調整」を進めていることを明かした。
能見は例年、1月中旬から沖縄で自主トレを開始し、キャッチボール、打撃投手を務めて肩をつくっていく。約2週間の前倒しによって、WBCに向けて例年より早く本格的な投球を始める計画だ。沖縄での自主トレ期間については「例年と変わらない。こっち(甲子園)でもできることがあるので」と例年通りの予定。WBCで使用する国際球はまだ手元に届いていないが、届き次第、自主トレで使用するつもりだ。
日本代表の山本浩二監督(66)は、能見の起用法について、先発候補の1人に指名する一方で、僅差の場面でリリーフで使う可能性も示唆している。WBCで中継ぎ調整した場合、リーグ戦開幕に向けて先発調整をするのは難しいが、左腕は「難しいですけど、どうなるかわからない。候補なんで仮定の話はできない。しっかり準備しないといけないというのに変わりはない」と万全の状態で開幕に照準を合わせるつもりだ。【岡本亜貴子】
◆能見の調整
10年1月から毎年、沖縄・嘉手納で自主トレを行い、1月中に打者に投じるスタイルを確立。同年はチームの合同トレ初日の1月28日に立ち投げ12球、座らせて12球を投じた。11年は1月16日に自主トレを公開し、関本、小宮山の打撃投手として177球の投げ込み。キャンプインまでに1000球以上を投じた。今年1月15日の自主トレ公開では、今年初めて打撃投手を務め、ブルペン投球を行っていない段階で、関本、柴田らに238球を投じた。



