やっぱ日本人はゴハンでしょ。ソフトバンクで引退した小久保裕紀氏の後継者として期待される柳田悠岐外野手(24)が、白米を食べて食べて食べまくる。18日、福岡・西戸崎室内練習場で練習し、今オフの課題に強靱(きょうじん)な体づくりを挙げた。「ウエートトレーニングしまくってます。あとはめっちゃ食べてます。とりあえず、ご飯があれば大丈夫」。多いときは1食で「3合ぐらい」というから、実に茶わん6杯分だ。

 選手寮を出て、10日に1人暮らしを始めた。同時に買ったのが炊飯器。“ご飯党”にとって必須アイテムだった。「値段は3万円ちょっと。炭で炊く感じになるって(店員に)聞いたんで」。容量は5合炊き。通常は3~5人家族向けだが、大食漢の胃袋には、ほどよい?

 サイズだ。

 納会では小久保氏からキャプテン賞の高級腕時計をプレゼントされたホープ。ただし「打てなければ没収」のノルマ付きで、ご飯のおかわりにも気合が入る。今季は5本塁打で、8月5日西武戦のプロ初アーチは推定135メートルの特大弾だった。身長187センチの長距離砲が理想に掲げたのが、中日や広島で活躍したアレックス・オチョアだ。「アレックスみたいに大きくて動けるセンターはなかなかいない。自分がイメージを覆したい」。ゴハンをドカンと食べて、3拍子そろった大型外野手になる。【大池和幸】