西武鈴木葉留彦本部長は19日、リハビリ中の中村剛也内野手(29)を1軍キャンプに同行させる考えを明かした。「1人で(リハビリを)やるのとではモチベーションが違う。医者に見せながらやってもらえたら」。中村は10月に左膝の手術を受け、全治6カ月の見込み。しかし1軍で練習させることでチームに安心感を生み、本人に主力の自覚がより生まれると判断した。

 最大の狙いはコミュニケーションだ。中島がアスレチックスへ移籍し戦力ダウンは必至。別メニューでも中村が同行することで、チームに連帯感を生みたいという狙いがある。もちろん故障が長引かないよう「2月1日に間に合う必要はない」と焦らせずに参加させるつもりだ。

 この日西武第2球場に姿を見せた中村は、手術直後よりスムーズな歩行で「日々成長してますから」と順調な回復をアピール。豪快な1発はおあずけでも、お変わりになる姿でチームを盛り上げる。