2・10に一発合格する!

 守護神候補筆頭の広島今村猛投手(21)が26日、役割の早期決着を望んだ。キャンプ地の宮崎・日南で先乗り合同自主トレに参加。今年4度目のブルペン投球を行った。守護神プランには「決まれば問題ない。あとは力量」と柔軟な姿勢。2月10日の初紅白戦で内定を勝ち取り、同15日からのWBC日本代表合宿へ臨む。

 小麦色に日焼けした今村の肩は温まっていた。14日に日南入りし、その2日後の16日に初ブルペン。約2週間たったこの日は、すでに4度目のブルペン投球だった。「まだ、6割ぐらい」と言いながらも力感のある直球をはじめ、スライダー、フォーク、シュートと全球種を交え36球。仕上がりは順調だ。

 「今までより早いです。というか、早くしないといけないですから。肩はできているので、後はバランスです。早く打者に投げたいです」

 WBC日本代表最年少候補は、早くもうずき始めている。今春のキャンプでは、第2クールの2月10日から紅白戦が行われる予定だ。今村はエース前田健とともに、調整法は一任されている。「投げないといけないでしょうね」と実戦での投球を求める右腕が、登板することは決定的だ。

 首脳陣としても望むところだ。野村監督は今村を今季はストッパーとしての構想を抱き「キャンプ中盤か、3月までには決めたい」と話している。ただ、筆頭候補は15日から始まる日本代表合宿のため14日にはチームを離脱する。直接、実戦での投球を確かめられる機会は、紅白戦と17日の広島-侍ジャパンの練習試合などに限られてくる。

 今村は守護神への配置転換に柔軟な姿勢を見せた。

 「シーズン途中で、いきなりやれと言われたら難しい。でも、最初で決まっていれば、あとは力量ですから。やれと言われたところで、やるだけです」

 昨季はミコライオが登板回避した際に、緊急で代役を務めると戸惑いを見せたこともあった。だが、万能リリーフとして69試合で防御率1・89をたたき出した経験が自信を生み出している。新守護神今村。早めにチーム内の懸案事項に決着をつけ、次なる戦いに照準を定める。【鎌田真一郎】