日本ハム大谷翔平投手(18=花巻東)は6日、今キャンプ2度目のブルペン投球を行った。前回同様に捕手を立たせたまま、変化球を交えて50球。「こないだよりはよかったです。キャッチボールからノーワインド(アップ)のバランスがよかったので、試しました」。3日の初ブルペンはセットポジションからの投球だったが、この日は変更。速球は力強さを増した。

 前回は乱れた制球も修正した。「(投球前に)今日は長い距離の遠投を入れて、そっちの方が腕が振れました。こないだは手投げだったので」。体全体を使う投球フォームを意識し、準備に時間を費やした。

 大谷は学年末試験を受けるため、この日でチームを離れたが、再合流する次クールでは捕手を座らせてブルペン入りする予定。「座ったらどうなるか、まだ不安です」と控えめだが、周囲に与えるインパクトは投げるたびに大きくなる。