黄金ルーキーの欠点を探せ!?
阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)の万能ぶりについに珍注文が飛び出した。8日は初めて投内連係と屋外でのバント練習に参加。ともにそつなくこなして合格点をもらった。投球だけでなく何でも器用な姿に和田監督は欠点を見せて、とうれしい悲鳴を上げた。
鉄は熱いうちに…打たせてくれません。藤浪がまたしても「プロ初体験」を難なくクリアした。鳥谷ら主力と絡んだ投内連係、初参加の18歳は違和感なくフィットした。屋外で初のバント練習では、コツンと打球を殺す。早めに修正点を見つけて突っ込みたい指揮官も、苦笑しながら思わず嘆いて?
しまった。
和田監督
何をやらせても無難にこなす。これはアカンというのが、まだないよね。逆に見せてほしいけどね。何も欠点がないというのは。ゲームに入ればいろいろ出てくるからね。
1月の新人合同自主トレでは、初日からブルペン入りの意向を訴えた度胸で驚かせ、フィールディングの良さも褒められた。5日には素早いけん制が絶賛されたばかり。中西投手コーチは「(連係は)無難にこなせるし、バントはうまい方」と、この日の練習にも目を細めた。修正する部分があれば実戦前の今のうちなのだが、そんなスキさえなかなか見せない。
アドバイスは心に刻んだ。中西コーチには一塁ベースカバーは右足で踏むこと、バントでは指を隠すように言われた。山脇コーチは、けん制でショートの動きを見るように指摘。鳥谷には挟殺プレーの際、ボールを右手で持つよう教わった。スポンジのように吸収する18歳には、すべてが新鮮だった。
藤浪
(連係は)できたと思いますけど、少し緊張しました。1軍でピリピリした中でやるのは初めてだったので。硬かったと思います。こういう空気の中でやらないとうまくならない。また入る機会があれば、今以上にしっかりできるようにしたい。
ブルペンではベテラン藤井彰を立たせ、48球を投じた。早ければ明日10日から捕手を座らせるだけに「一概にいいとは言えませんけど、いい方には向いている。少しずつ修正できている」と手応えも感じている。ハート良し、守備良し、バント良し、ついでに英語もグッド!
黄金ルーキーは、投げるだけじゃないんです。【近間康隆】



