ズバッと侍3人斬り!
ソフトバンクのドラフト1位東浜巨投手(22=亜大)が11日、宮崎キャンプで初のシート打撃登板。本多、内川、松田のWBC日本代表候補を直球だけで打ち取った。フォームのタイミングをずらした“抜きストレート”を武器に内川、松田のバットをへし折り、他球団スコアラーも警戒を強めた。
これが実戦派という東浜の投球だった。カウント1ボール1ストライクから始まるシート打撃。まず先頭の今宮から見逃し三振を奪った。続く本多、内川、松田の侍3人にはすべて直球勝負だ。本多を高めで中飛。内川との対決には東浜らしさが凝縮されていた。
初球、この日最速の137キロを外角低めに決め追い込む。次は同じ外角へ129キロの抜いた直球を投げ、タイミングをずらして、引っかけさせ遊ゴロに。同じ直球でも8キロの緩急をつけた、自称「抜きスト」(抜いた直球)だった。
「(バットの)先っぽだったので折れました。抜いた直球。そのへんがうまいところ」と内川を脱帽させた。亜大時代から「抜きスト」の極意をつかんだという。6日の打撃投手でもフォームの間を変えるなどして打者を幻惑していたが、この日は握りを変えずに直球に強弱をつける技も披露した。どうやっているのかは「教えられませんね」と笑顔でかわした。
亜大の先輩松田には力が入ったのか直球がスライダー回転しながらもバットもへし折った。見事な侍斬りに「いやぁ、この時期なので…。いい勉強になりました。やっていける自信がつきました」と素直に喜んだ。9人に見逃し三振2、被安打2。「最低ラインより低い。納得する球はなかった」と自己採点は厳しかったが、14日の紅白戦初戦の登板が内定。開幕ローテーション入りへ、着実に前進している。【石橋隆雄】<東浜の全球種>・ストレート+抜きスト・ツーシーム・スライダー・チェンジアップ



