竜の新看板は「CL砲」だ!
中日の新外国人2人が11日、2軍の読谷球場で初のシート打撃を行い結果を出した。マット・クラーク内野手(26=パドレス3A)が130メートル特大弾を放てば、エクトル・ルナ内野手(33=パイレーツ3A)も中前に柔らかく2安打。クラークの「C」、ルナの「L」。タイプの違う両助っ人が竜の4番争いを熱くする。
「打った瞬間」とはこのことだ。新外国人のC砲、クラークが鈴木の初球を豪快にフルスイング。打球は読谷球場の右中間最深部の防球ネット上部に達した。“来日1号”は、あと少しで場外弾という推定130メートル弾だった。
キャンプ序盤、持病の常用薬に違法成分アンフェタミンが含まれている可能性があり大騒動となった助っ人は、バットでも注目を独り占めしそうな気配。「いつも自分のスイングに自信を持っている。自分のバッティングができたよ」と胸を張った。続く打席では左腕小川から長い腕をうまくたたんで、おっつけるように中前打。右腕から1発、左腕から単打と対応力もアピールした。
頭文字Lのルナも負けていない。第1打席で左腕雄太の外寄りのボールをしぶとくとらえて中前打。さらに第3打席でも小川からまた中前打。「自分の特長であるバットコントロールをしっかりと出せて良かったよ」とこちらも上々。ドミニカ共和国ウインターリーグMVPの肩書通り、内容ある打撃だった。
あくまで調整段階のシート打撃だが、新戦力が2人そろってマルチ安打。首脳陣の期待も膨らむ。見守った宇野2軍総合兼打撃コーチの言葉も弾む。「クラークは力があるね。長距離砲で大きいのが出る感じ。ルナはバットが波打たず真っすぐ出るのがいい。2人合わせて頑張ってくれれば面白い」と相乗効果に期待を寄せた。
このまま猛アピールが続けば、4番争いも自然とヒートアップする。当初は、DeNAに移籍したブランコに代わる4番候補としてルナを獲得。クラークはその次の位置付けだった。だが、来日し、いざフタを開けてみるとルナは広角に打ち分けるシュアな打者。一方のクラークはチームの泣きどころを埋める長距離砲と、持ち味が違い面白い。
互いに張り合うCL砲、順調なら実績ある山崎、和田らも含めた4番抗争。ハイレベルな戦いになるほど、守道監督の目尻は下がりそうだ。【八反誠】



