<オープン戦:阪神2-1中日>◇6日◇甲子園
守道竜が虎に実戦3連敗を喫した。しかも全部完敗だ。中日高木守道監督(71)にも、焦りの色が出始めた。「今日のオーダーなんかすごいよ。いいオーダーだと思う。2人の外国人が打つし西岡も元気。福留も打つでしょう。昨年とは比べモンにならんぐらい、いい打線じゃないの」。笑顔ながら、目の奥は笑っていなかった。
福留や西岡が参戦しての初対決で、初回から変貌を見せつけられた。先発西川が先頭西岡に初球を安打され、大和がエンドランの進塁打。マートンの適時打であっという間に先制された。2回は伊藤隼の安打から追加点を献上した。試合前にあいさつに来た福留は無安打に抑えたが「今日は俺に遠慮しとったんやろ」。試合前にあいさつされた際「ヨソ(相手)で頑張ってや」と冗談まじりで激励した余裕はなかった。西岡にも2安打3出塁を許した。
昨年17勝6敗1分けと阪神をカモにできたのは、迫力のない打線を分断できたから。だが今年3試合で計30失点。「谷繁がどう感じてくれるか。でも投手が構えた所に投げれんしな」。思わずボヤキも出た。
オープン戦は4連敗で1勝4敗1分け。昨年8個の貯金を稼いだ広島にも連敗し、練習試合を含めセ・リーグ相手に0勝5敗。監督は「勝つための作戦なんて全然しとらんもん」と負けん気を見せたが「ずっと(このまま)行くかもわからんな」と自虐的に笑った。たかがオープン戦、されどオープン戦。早くスカッとした勝ちがほしい。【松井清員】



