<オープン戦:ソフトバンク2-0DeNA>◇7日◇ヤフオクドーム
爪が割れても才能は隠さないぜ。ソフトバンクの新外国人ヴィセンテ・パディーヤ(35=レッドソックス)がオープン戦初登板で好投した。右手中指の爪が割れたまま強行先発して、4回無失点。内角を厳しく突く「ケンカ投法」も効果的で、先発ローテーションに大きく“詰め”寄った。
やっぱりこの男はワイルドだ。割れた爪を試合前に処置。心配する首脳陣を「大丈夫だ」と制してマウンドへ。スプリットとスライダーが投げづらい中で、順調にゼロを並べた。「0点に抑えた結果は良かった。特に直球が良かった」。アクシデントもどこ吹く風。メジャー通算108勝右腕は涼しい顔だった。
いわばハンディを背負った状態で、内角をビシビシ突いた。1回は左打者3人をすべてインコースで3者凡退に打ち取った。DeNAはパディーヤ獲得を目指した因縁の相手だったが、中畑監督を「ウチに欲しいよね。すごくまとまっていた。直球でインコースをあれだけ攻められるんだから」とうならせた。
レンジャーズ時代の06年に17死球で与死球王となるなど、メジャー通算109死球。厳しい攻めはお手のものだが、来日後は抜群の制球が光る。秋山監督も「コントロールがいい。順調だな」と手放しで評価した。【大池和幸】



