<オープン戦:阪神4-3ロッテ>◇7日◇甲子園

 これが虎の走塁革命だ!!

 西岡剛内野手(28)、大和内野手(25)の1、2番コンビがロッテとのオープン戦で機動力を見せつけた。1点を追う1回、西岡が安打で出塁し、大和の右安打の間に一気に三塁へ。さらに大和が二盗に成功し、4番新井良の適時打で2点を奪った。打てず、走れず5位に沈んだ昨年の悪夢とは、もうサヨナラだ。

 虎のイメージチェンジを予感させる快足だった。西岡が、またも本領発揮だ。1回。木村の初球を左前に運んだ直後、大和の打球は右翼へ。やや詰まった弾道に清田は前進。「落ちるか、捕られるか」と判断に戸惑う当たりだったが、打球が上がった瞬間に一塁から迷わずスタート。右前打になると、迷わず二塁を蹴って三塁へと滑り込んだ。

 先制点につながる好走塁を見て、和田監督も「今日は打つ、打たないよりも走塁だね。あれを待っていたというかノーアウトで無難に行きたいところなのに、瞬時に判断した」と絶賛。「判断にたけているというか、ああいうのを見習っていかないとね。(チームの走塁を)変えていくための第1歩になる」と続けた。西岡は前日6日中日戦(甲子園)に続いて2安打。オープン戦打率は脅威の6割2分5厘だが、走塁はさらに強烈な印象を残している。走れず、重苦しかった昨季までの打線の姿はない。今年こそ機動力野球を実現し、西岡が「走塁革命」の象徴的存在だ。

 西岡

 塁に出れば外野の守備位置と風を常に見ている。1球1球、確認して、風とあの打球ですから。逆の風なら伸びてライトフライになるけど、絶対に前に落ちる…。打った瞬間に打球判断をしっかりできた。

 2番大和も西岡に乗せられた。1回は無死一塁で右打ちを徹底。自ら安打で出塁すると、二盗にも成功。新井良の適時打で西岡に続いて、2点目のホームを踏んだ。こちらもオープン戦4割1分7厘の高打率だが、それ以上につなぎの意識が際立つ。

 大和

 2番に入っているし、つなぐことだけ考えて打席に入りました。気持ちは右方向です。何とか粘って、最悪走者が入れ替わってもいい気持ちでした。

 俊足をフルに使える西岡と大和の1、2番コンビは新打線の得点源。阪神はスピーディーでアグレッシブに生まれ変わる。