オリックス馬原孝浩投手(31)が球界では症例の少ない故障で開幕ピンチとなった。神戸市内の病院で「右鎖骨下における腕神経叢(そう)の炎症」と診断されたと8日、発表された。5日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)登板後に異常を訴え、7日に精密検査を受けていた。鎖骨の下側にある神経が集中する箇所の炎症で、脱力感と握力の低下がみられる。全治は不明で、野間1軍チーフトレーナーは「症例がないのでなんとも言えない」と話した。森脇監督は「そんなに長くはかからないと思う」と話したが、患部を動かさないためランニングなど腕を振る動作も止められており、完治まで時間がかかる模様だ。

 ◆腕神経叢

 鎖骨の下側にある、神経の集合体。主に腕から先の感覚や筋肉の運動をつかさどる神経が通っている。スポーツ界では94年4月に柴田政人騎手(当時45)が東京競馬場で落馬して、同箇所を損傷。懸命のリハビリも思うように回復が進まず、手足の痛み、しびれが残り、同年9月に引退を表明している。