<オープン戦:阪神2-3日本ハム>◇9日◇甲子園
栗山監督の期待した“甲子園の魔法”で、「ちびっこギャング」の2人が躍動感を取り戻した。1点を先制した3回、日本ハム西川遥輝内野手(20)、杉谷拳士内野手(22)が阪神先発の注目ルーキー藤浪から連打を放ってチャンスメーク。杉谷は7回にも中前適時打を放ち「今日を足がかりにして、頑張っていきたいです」と手応えをつかんだ。
西川が智弁和歌山、杉谷が帝京と、2人はともに甲子園を経験した高校球児。相手投手は昨年春夏連覇を果たした優勝投手であることも考慮し、指揮官は「あえて1、2番で使った」。ガムシャラにボールを追った高校時代を思い出させ、奮起を促すための起用。しっかりと応えた西川は「ここで打てたのも何かの縁。次につなげたい」。栗山監督は「結果がすべてよかったわけではないけど、はつらつとした姿を見せてくれた」と、満足そうに振り返った。
田中が抜けた二塁手レギュラーを狙う西川と、二塁手に加え右翼でも定位置争いに名を連ねる杉谷。オープン戦は残り10試合。杉谷は「あと何試合かで(レギュラーが)決まってくる」と勝負どころだと自覚している。開幕スタメンという栄冠は、誰に輝くのか。【本間翼】



