柳田よ、ツボをつくれ!?

 ソフトバンク秋山幸二監督(50)が14日、12球団トップタイのオープン戦3本塁打を放つ24歳の大砲柳田悠岐外野手(23)に「相手も研究してくるし、ホームラン打者は自分のツボを早くつくるといい」と説いた。もちろん陶器のツボではなく得意ゾーンのこと。直近2発はいずれも外角直球を逆方向の左中間に放り込んだ。「あれがアイツのツボなんだろう」と早期確立を期待した。

 本人も“ツボ職人”になる自覚はある。「自分は外甘です」と腕もしっかり伸びる外角に自信がある。外寄りに目をつけ、打者有利や並行カウントなら内側を引っ張る意識も膨らませている。秋山監督は「おれのツボは真ん中内寄りと内の高め。少し詰まらせて持っていった。そうすると内には来ず、外に投げてくるから、今度はそれをどう料理するか。追いかけごっごだよ」と伝統工芸師ばり?

 小久保氏の後継者と期待する器の成長を楽しみにした。