<中日0-3巨人>◇1日◇ナゴヤドーム

 守道竜が今季ワーストの借金6だ。試合終盤に守備のミスから先制され、そのまま押し切られた。宿敵巨人を相手に2試合連続完封負け。借金6は11年8月9日以来、2年ぶりだ。屈辱のゼロ行進に高木守道監督(71)も「ずっと打てんもん」とお手上げ状態。ドームを訪れた白井文吾球団オーナー(85)は余裕の笑みを浮かべたが、本当に、本当に大丈夫…?

 ついに未体験ゾーンに突入した。借金6。この数字は就任2年目の高木監督にとって初めての出来事。相当なショックがあったのか、インタビュールームに現れた指揮官は、2試合連続完封負けについて問われて「う~ん…」。黙り込んでしまった。しばらくしてから「そりゃ、ずっと打てんもん」。さみしそうにつぶやいた。

 試合終盤、勝負どころで出た守備のミスが致命傷になった。先発カブレラが7回無失点と踏ん張るも、2番手田島が8回1死一、二塁からワイルドピッチで1死二、三塁。坂本の遊ゴロを名手井端がファンブルし先制を許した。続く阿部に2ランを浴びて万事休す。3点差をひっくり返す反発力はなかった。

 失点は守備のミスからだったが、深刻なのは決定力不足の打線だ。この日もマルチ安打を放った4番ルナがチャンスメークするも、後が続かない。特に頼みの5番和田が巨人3連戦で10打数ノーヒットとさっぱり。この日も2度の得点機をつぶしてしまい「とにかくやれることをやるしかない」と深刻な表情で話していた。

 この日、ドームを訪れた竜の総帥、白井オーナーの高木監督への信頼は不変だった。シーズン最後まで指揮を任せるか?

 と問われると報道陣を「そんな質問失礼じゃないか!」と一喝。「まだ始まって1カ月。監督はやる気ですからそのうち上がってきます。最下位といっても一時的なもの。ドタバタなんかしてませんよ!」と語気を強めた。

 「立て直す?

 立て直すには一にも二にもベテランが状態を上げてくれんことには方法がない」。高木監督は耐えてベテランの奮起を待つ考えだ。【桝井聡】