竜投が「ブランコ警報」を最高レベルに引き上げた。元主砲のDeNAブランコに、守道竜は開幕カードから4戦連続被弾とやられ放題。今日3日からナゴヤドームでの3連戦で先発する大野雄大(24)岩田慎司(26)山本昌(47)の3投手も16本塁打のキングを警戒した。復調気配の中田賢一投手(30)が中継ぎ待機するなど総動員で、今度こそB砲を封じる。
ブランコの特大アーチなんか、もう見たくない。DeNA3連戦を前に、中日首脳陣が動いた。先発ローテーションを再編し、初戦に今季未勝利ながら上り調子の大野を据える。2戦目には4月25日阪神戦で7回無失点と奮闘した岩田を中8日でぶつける。3戦目には、左太もも裏の張りから1軍復帰を目指してきた山本昌。決して“裏ローテ”ではない。
中継ぎ陣もテコ入れする。今中投手コーチは「ああいうパワーピッチャーがほしい。三振とれる投手がほしいということ。そう考えたら賢一しかおらん」と説明。先発起用してきた中田賢を中継ぎに配置転換することを明かした。
昨季フル回転した山井が不調で、先発への再転向が決定。代役として「暴れ馬」と評される本格派右腕に白羽の矢が立った。4月29日巨人戦では初回4失点から立ち直り、8回まで投げ初勝利を挙げたばかり。ちなみにブランコには2三振を含む3打数ノーヒットと完璧に抑える。「中継ぎ中田賢」は先発の駒を減らすことができる交流戦期間の特別プランであったが、元主砲封じで前倒しする。
猛威を振るうB砲を止める策はあるのか?
無回転フォークの使い手岩田は「初対戦だけど何となくのイメージはあります」とニヤリ。「ボール球を振らせる」と一端を明かした。すでに今季1発を浴びている大野は「トニの前に走者を置かないことです」と神妙だ。百戦錬磨の山本昌でさえ「しっかりデータを見ます」と多くを語らずに、ピリピリムードで球場を後にした。
どれだけ厳しく食い込めるか。ブランコへの攻めが勝敗を左右する。4月21日、6回戦でサヨナラ負けした試合後には燃える男谷繁が「みんな優しいんだよ。闘う集団じゃない」とゲキを飛ばした。厳しい言葉で投手陣に奮起をうながした。勝負球が甘くなれば簡単にスタンドまで持っていかれる。黄金週間の本拠地。これ以上の赤っ恥はごめんだ。【桝井聡】
◆ブランコ怖い!?
DeNA入りが決定的だった昨年11月、高木監督は「三振、三振、三振だ。落ちるボールを放っときゃいいわ!」と挑発したが、開幕後は強烈なしっぺ返しを食らっている。6試合で20打数8安打10打点、4本塁打。開幕3戦目、3月31日ナゴヤドームでの対戦から4戦連続被弾中。衝撃的だったのは4月19日の横浜での対戦。1-1の延長10回。山井が左翼席に弾丸ライナーのサヨナラ3ランを浴びた。山井はこの後登板なしで同22日に今季2度目の登録抹消。現在も2軍で調整中とダメージは大きい。



