<阪神14-3ヤクルト>◇3日◇甲子園

 本日、猛虎の「新憲法」が制定されました。第1条は「西岡剛猛打賞」、第2条は「大和猛打賞」。1、2番コンビの基本的猛打賞を尊重します。1回に西岡二塁打、大和犠打で1死三塁と逆転劇の下地を作り、2回には2人をはさんで6者連続安打のヒットパレード。「つよしとやまと」が猛攻猛打の象徴となりました。

 1、2番コンビが猛攻をけん引した。1点を先制された1回。西岡剛内野手(28)の左翼線二塁打から大和内野手(25)が送りバントを決め1死三塁。すかさず反撃態勢を整えた。

 西岡

 先制点を取られて、その裏で取り返せたのは大きい。初っぱなから長打が出て、点が入りやすい状況をつくれた。

 2回は打者12人のビッグイニングだ。藤井彰、メッセンジャーの連打から、2人で攻撃をつなげた。西岡が中前に運び満塁。大和は左前に運ぶ3点目のタイムリーだ。鳥谷、マートンまでHランプを連発し、昨年8月23日の中日戦以来となる6者連続安打を達成。中でも1、2番が輝いた。

 大和

 積極的にバットを振れたのがよかった。打席が終わって、ベンチでも剛さんに「お前にチャンスやったんやぞ」と言われた。そういうところで打ててよかったです。

 2人合わせて6安打8出塁。ヤクルト石川は今季2度対戦し1点しか奪えていなかった。苦手攻略の裏に、リードオフコンビの密なコミュニケーションがあった。

 試合前の練習から、試合中のベンチでもことあるごとに言葉を交わす。西岡は若き相棒を「2番が一番難しい。大和の活躍は数字に表れないですけど、すごく評価できると思う」と頼もしく見つめる。大和も「自分の1打席、1打席を見て、ダメなときはダメと言ってくれる。よく見てくれているな、と感じます」。レギュラーに定着した背番号0は「剛さんが塁に出たときは、1球1球サインも変わるので、対応しないといけない。その中で、なんとかいいつなぎができている」と、西岡に引っ張られる形で引き出しを増やしている真っ最中だ。

 西岡はコーチ陣のアドバイザーにもなる。先頭で打席に立った後、後続の打者に声をかけるのは恒例。それだけではない。肌で感じたことを打撃コーチにもすぐに報告する。関川打撃コーチは「あいつが率先してやってくれている。データは手元にあるけど、その日のピッチャーの状態とか、実際に打席に立った者にしかわからないこともある」と効果を認める。こんな大仕事を西岡は「アメリカでもやっていたこと」とサラリと言えてしまう。

 つよしやまとコンビの躍動は、そのままチームの勢いに直結していく。【山本大地】