<ソフトバンク1-3ロッテ>◇4日◇ヤフオクドーム
ソフトバンクの連勝は5でストップした。継投での逃げ切りが不発、天敵成瀬に今季3戦3敗。事象はこれに尽きる。ただ直近のチームの動きを縦糸、試合の流れを横糸に例えると、1点リードの7回に2本がギュッと絡み合った。ベンチもファンも歯ぎしりする3失点逆転劇だった。
◆横糸
今季初先発の大場翔太投手(27)は6回まで2安打無失点。69球と完投も狙えた。成瀬から内川のソロで先制もした。「いい投球をしていたからね」。期待を込めた秋山監督が続投を決めるも、大場は1死二塁から清田に明らかに力んで四球を与えた。ベンチは3連投の藤岡での勝負を選択。四球で満塁とし、安打2本で決勝の3点を失った。藤岡は信頼度を高めている途中段階だった。
◆縦糸
セットアッパー岩崎が右肘痛で出場選手登録抹消。3日西武戦は2イニングを投げていた。そこにはファルケンボーグが3連投できない背景もある。試合前に「千賀-岩崎-ファルケンボーグ」の方程式は一部崩れ、千賀は8回担当になった。7回の藤岡は左打者4人と対戦。唯一の左腕リリーフ森福は今季初めてベンチ外にいた。「休養じゃない、調整だよ」とは秋山監督。3日に同点満塁弾を浴び、リフレッシュのため首脳陣が我慢の措置をとった模様だ。6連戦の4戦目と中継ぎ負担が増す中、難しい継投だった。
大場の力投、3連投の藤岡、10ホールドポイントと身を粉にしてきた岩崎の抹消、内川の値千金弾…。何とももどかしさが絡み合った黒星。秋山監督は会見場の机をファイルでバンとたたき、「7回だな」と声を絞り出した。【押谷謙爾】




