<巨人0-5阪神>◇7日◇東京ドーム

 マウンドに立ちはだかる相手の背番号55を、最後まで攻略できなかった。6回の攻撃に入る前には円陣を組んだ。だが、1死一塁から、坂本の併殺打でチャンスをつぶすと、7回にも無死一、二塁から村田が併殺打。原辰徳監督(54)も「見ての通り。ランナーを置いてダブルプレー。なかなか、かみ合い的なものは、ありませんでしたね」と嘆くしかなかった。

 この3日間、1番打者が毎日違う。5日は長野で、6日は矢野。そしてこの日は脇谷が入った。指揮官にとっても不安材料になりかねない。「日替わりとまではいかないまでも、なかなか固まらない。少し、出てくるといいんだけどね。救世主が」。貯金12という状況にもかかわらず、チーム状況を変えてくれる存在を熱望した。

 本来なら、オーダーは固まるに越したことはない。だが、原監督は「チームに緊張感を持たせて試合に臨ませるのも大事。ある意味、新しい力を模索する時期はあってもいい」とした。発展途上のチームをさらに進化させるための、苦しみの時期に、今の巨人はあるとみている。

 昨年9月15日の阪神戦以来となる東京ドームでの完封負けとなった。本拠地での連敗は昨年8月2日以来。7回のチャンスに併殺に倒れた村田は「そろそろケツに火をつけないとね」と、独特の言い回しで、自ら奮起した。今季、同じ投手とばかりの対戦が続いている阪神戦。やられたら、やり返す。負けた屈辱を振り払うには、それしかない。【竹内智信】